2021年01月
一番乗りの恵比寿[エベッ]さん
出身は日本の西宮
いざなぎといざなみのサラブレッド
いざなぎといざなみのサラブレッド
釣竿で鯛釣り物々交換
商売繁盛で笹持ってこい
商売繁盛で笹持ってこい
ツートップの一角 大黒天
ヒンズー教の破壊[シヴァ]の神
小槌を翳せば ほら豊作
小槌を翳せば ほら豊作
贅沢せずに足るを知れ
五穀豊穣でも二俵で我慢
五穀豊穣でも二俵で我慢
紅一点の弁財天
インドの水の流れに乗り
琵琶を奏でて唄歌い
琵琶を奏でて唄歌い
清き心で愛敬振る舞う
芸術学問極めて輝け
芸術学問極めて輝け
センターゲットの毘沙門天
かつてはインド暗黒界の悪霊
甲冑纏いて威厳を保つ
甲冑纏いて威厳を保つ
邪気を踏みつけ どや顔アピール
四天王最強の勝負師たれ
四天王最強の勝負師たれ
スターに生まれた福禄寿
南極星の化身なり
道が拓ける教えを胸に
道が拓ける教えを胸に
鶴サン亀サン参りましょうか
福・財なして長寿を全う
福・財なして長寿を全う
鹿を従いた寿老人
ダービーだなんて言っチャイナ
団扇で難を払いのけ
団扇で難を払いのけ
幸福を呼び込み給へ
長生きするは千五百年
長生きするは千五百年
メタボが取り柄?布袋和尚
唯一実在の中国人
ニッコリ笑えば開運なるか
ニッコリ笑えば開運なるか
子宝に恵まれる良縁よ
大きな度量で倖せになれ
大きな度量で倖せになれ
創世来の不変の理[コトワリ]
木・火・土・金・水
森羅万象の気が集まりて
循環して変化し続ける
陰と陽で支え合う万物の話
丑寅[ウシトラ](北東)の方角に
牛の角と虎の皮をまとう
邪悪な鬼が出入りするという
村人たちが恐れる鬼門
悪は今昔変わらず存在する
未申[ヒツジサル](南西)の方角に
元気な少年が大志を抱き
鬼の動きを封じるという
鬼門の対極に位置する裏鬼門
この領域の果実「桃」太郎
丑寅の鬼を討つためいざ出陣
時計回りの道中で出会う仲間
申[サル]・酉[トリ]・戌[イヌ]の力を借りて
悪を成敗してこの世が治まる
この世の摂理を語る昔話
【解説】
古代中国(春秋戦国時代の頃)において、「陰陽思想」と「五行思想」(注)が結び付いて生まれた陰陽五行説は、5~6世紀(飛鳥時代)に仏教や儒教、暦法などととも日本に伝わり、後に陰陽道のベースとなったと言われています。
また、童話『桃太郎』について、「桃」そのものは、中国の神仙思想における不老不死の象徴であり、陰陽五行説を示していると考えられ、陰陽道と深いつながりがあります。 陰陽道では、「丑寅:うしとら(北東)」の方角は、悪いもの(鬼)が出入りする方向で「鬼門」と言われています。 鬼の風貌である角と虎柄パンツは、鬼門の「丑寅」である、丑(うし)=角、寅(とら)=虎柄パンツ、から来ています。 鬼退治に向けて、桃太郎は、鬼門の反対側(裏鬼門)から「申(さる)」「酉(とり:キジ)」「戌(いぬ)」と時計回りにたどって仲間を増やしていきました。
つい解説が長くなりましたが、これらに興味を持って作ってみた詩です。
(注)
・陰陽思想:万物は相反する二つの性質、積極的なもの「陽」と、消極的なもの「陰」の調和から成り立つという思想
・陰陽思想:万物は相反する二つの性質、積極的なもの「陽」と、消極的なもの「陰」の調和から成り立つという思想
日本の象徴 富士の山
広げた裾野は扇のよう
新たな年を迎える日
末広がりを願う民
空を見上げれば鷹の影
煙草の煙よ天高く
運気上昇 天まであがれ
世界に挑む日本かな
茄子に帯びるは闇の光沢
座頭が奏でる琵琶の音色
毛がなきことは縁起良し
怪我もなく健康であれ
【解説】初夢で見たら縁起が良いもの「一富士二鷹三茄子」をテーマにしましたが、その続きをご存知でしょうか。正解は「四扇五煙草六座頭」のようです※ので、それも詩に含めてみました。
※『俚言集覧』には、"欄外に一から六まで挙げた書き込みがあるが、この形が広く使われたわけではなく、後に四以下を付け加えたものであろう。"との記載がございます。
(PhotoACからの画像)
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